森村 進『自由はどこまで可能か―リバタリアニズム入門』講談社現代新書

自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)

自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)


自己所有権とは何か?「自由と国家」を問い直す注目の思想!
裁判は民営化できる、国債は廃止、課税は最小限に、婚姻制度には法は不要――国家の存在意義を問い直し、真に自由な社会を構想する

リバタリアニズムの概説書。現在のネオリベなどの自由主義の思想的内容・背景が知りたくて読みました。自由はどこまで可能か、ということで、本作では、自由経済市場経済の万能性がうたわれていました。しかし、逆に市場こそが個人の自由を奪っている現状を省みてやはり自由・市場の野放図な展開は問題あり、と思いました。