文 京洙『韓国現代史』岩波新書

韓国現代史 (岩波新書)

韓国現代史 (岩波新書)


日本の植民地支配から解放されて六〇年。韓国の歩みは分断、戦争、独裁、軍事政権、民主化運動、そして経済破綻など日本では想像を絶するような波乱に満ちている。三〇年余りの歳月を隔てて起こった二つの悲劇―済州島四・三事件光州事件を軸に、ダイナミックに描きだす激動の現代史。

韓国の基本的な知識を勉強するために読んだ一冊。韓国史の最低限の知識を「市民」と「地域」をキーワードにコンパクトかつ平易にまとめた良書です。特に、今の関心からは韓国における「地域」の問題をそのアイデンティティや政治との関係で注目しているのは大変参考になりました。