亀山 郁夫『ロシア・アヴァンギャルド』岩波新書

ロシア・アヴァンギャルド (岩波新書)

ロシア・アヴァンギャルド (岩波新書)


詩,絵画,演劇,建築,音楽,映画などあらゆるジャンルにわたる芸術運動であったロシア・アヴァンギャルド.けれどもすべて既存のものの解体と完全に自由な世界の創造を目指した芸術家たちは,自らが熱狂的に迎えたロシア革命という巨大な政治の歯車によって無残に踏み潰されていった.社会主義後の混沌の現代に彼らの理想と夢を今一度解き明かす.

以前見た『ロシア革命アニメーション1924-1979 ロシア・アヴァンギャルドからプロパガンダへ』に感動して、思わず一気読みしました。内容は正統的な芸術運動紹介というところでしたが、この時代にロシアに非常に強い芸術への希求があったことがわかりました。