西島 建男『新宗教の神々―小さな王国の現在』講談社現代新書

新宗教の神々―小さな王国の現在 (講談社現代新書)

新宗教の神々―小さな王国の現在 (講談社現代新書)


オカルトや超能力へのあこがれ、心のやすらぎを求める瞑想、神秘的な“生き神様”信仰など、いま、新しい宗教が人びとをひきつけている。林立する教団の小さな神々は、どこへ人びとを導こうとしているのか。日本の宗教風土のなかから“新宗教ブーム”の背景をさぐる。

80年代の新宗教ブームについてオウム事件前に書かれた本。いくつかの具体事例と国内外の宗教学の諸説を手際よくまとめた本。その分、概説書としての性格しかなく深い考察にいたってなかったのが残念。