島田 裕巳『日本の10大新宗教』幻冬舎新書

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)


多くの日本人は新宗教をずっと脅威と好奇の眼差しで見てきた。しかし、そもそも新宗教とはいかなる存在なのか。「宗教」の概念が初めてできた明治以後それがいつどう成立したか案外、知られていない。超巨大組織・創価学会に次ぐ教団はどこか、新宗教高校野球をどう利用してきたか、などの疑問に答えつつ、代表的教団の教祖誕生から死と組織分裂、社会問題化した事件と弾圧までの物語をひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かび上がらせた画期的な書。

以前から新宗教、というか現代の宗教状況について関心があり、ヒットした一冊なので読んでみました。きちんと手際良く10個の代表的な新宗教の歴史・人物・特徴をまとめてます。基本的には高度経済成長と核家族・個人化に合わせて各新宗教が対応していく流れを確認できました。